上がり

dango_violars2006-02-14

先日のレッスンで先々月の25日から取り組んでいた「夢のあとに」という曲があがりました。上がったといっても「もう、これで完璧!やることはもう無い」って言う意味ではなく、「この曲をこれから熟成させていく下準備ができた」といった様な意味合いです。先日の日記でも書いたようにこの曲は深〜く重〜い印象です。ただ「悲しい」だけでは無く、それはもういろんな感情が渦巻いています。この短い曲の中でテンションや感情の移り変わりを表現することを目指していて、たった2小節の間の3つの同じ高さの”レ”の音でそれぞれ感情が変わっていく所があったり、何箇所も出てくる印象的なフレーズのボーイング(弓の返し方)やフィンガリング(どの弦のどの位置をどの指で押さえるか)をやったり、いろいろチャレンジをしています。半年後、1年後、そして40代、50代、60代になったときにどんな「夢のあとに」になっているか楽しみです。


次の曲はエルガーの「愛の挨拶」。「夢のあとに」とは全く反対の曲想の曲です。この曲は発表会で2回、自分のも含め2人の妹の結婚式と、合計5回も人前で弾いた曲で、また久しぶりに引っ張り出してきました。以前はちょっと背伸びした落ち着いた感じを目指していましたが、今回は若々しさのある颯爽とした感じでいきたいと思っています。まずはチューナーとキーボードと首っ引きで一から音程を確認していきます。